このシステムをまとめると、次のようになります。
(1)システムのメリット・・・ 地図上の直線距離で料金計算
毎回の走行経路が違っても、乗車、降車場所が同じなら料金は変わりません。
少々遠回りでも、より便利な経路を選ぶことができます。
運転者はより便利な経路を走行できます。
事前に料金がわかります。
(2)相乗り計算(新システムでは対応していません)
乗車地、降車地がそれぞれ違う利用者が相乗りした場合でも、目的地の類似性に応じた割引計算ができ、乗客毎の料金計算と、領収書発行ができます。(特別な事例で利用できます。)
(3)車載(携行)システム
スマホとモバイルプリンタを車載(携行)してのシステムですので、車体を改造する必要はありません。
即時に、料金を計算し、領収書を発行できます。
システムの住宅地図と利用会員や病院などの位置情報から目的地の特定が容易にできます。
スマホの音声入力等で利用者や目的地の選択が簡単です。
クラウドサーバーの料金設定を変更することによって、容易に料金計算を修正することができます。
(4)領収書の発行
乗車場所および降車場所の名称、乗車時間および降車時間、直線距離、料金、法人名および運転者名を記載した領収書を発行できます。
システムの課題
山間地などでは、直線距離にくらべ実際の走行距離は長くなる場合があります。
乗車地点と、降車地点間に、経由地がある場合は、何地点でも経由地を設定できます。
往復での料金計算ができます。
買い物等の待ち時間は、料金計算に加味されません。
システムを導入するためには、次の機器及びソフトが必要です。
(1)スマホ(OSアンドロイド)およびモバイルプリンタ
(2)料金計算ソフト
導入費用は、スマホとモバイルプリンタはそれぞれ2万円程度(買取価格)計算ソフト使用料月額2,000円程度を想定しています。
1.この料金システムは、一般のタクシーでは利用できません。
2.福祉有償運送事業で利用する場合は、料金体系等について、地域の運営協議会での合意が必要です。
なお、これらのシステムは、ビジネスモデルとして、特許を取得しています。